ノリックコラム更新

どうも他の人のセッティングに引きずられて自分のセッティングができていなかったということらしいです。
昨年序盤、YAMAHAがバロスに合わせて開発したマシンが不振を極め、ためしに中野真矢が自分好みのセッティングにしたら好成績、その後チェカとメランドリがそのセッティングを参考にセッティングしたら速かった。けどまたそのあとはチェカの好みの方向に開発、などという話があったように記憶していますが、テスト中のレースマシンのセッティングなんてのは世界が遠すぎてまるで理解できません。開発とセッティングはいかように平行するものなのか?その答えはどこにあるんだろう。

ヤマハに来てもダントツで速い、ヴァレだけ異次元の走りができるのはなぜでしょうねぇ。いままで誰が速いどのマシンが速いというのにはそれなりに素人にも伝わる理由があったものですが、彼だけは本当にわからない。ライディングもセッティング能力もずば抜けて高すぎるのでしょうか。派手なブレーキングドリフトは目を引きますが、別にアレのせいで速いというよりは、速く走る副作用でドリフトになってしまうような感じに見え、きっと見ているだけでは全然わからない更に深い理由があるんだろうなと邪推してしまいます。今年のロッシはブレーキングドリフトするのでしょうか。

さて。開発の方向性としてはエースライダーの好みに合わせて開発するのは当然でしょう、クラッシュネットではトラクションコントロールの開発が重要視されているように書いてありましたが、その面ヤマハはホンダに遅れをとっていて、その開発をロッシに注文されたのかな。そのフィードバックはロッシが中心に行われる手賞。そんな感じで今年はロッシスペシャルに命をかける開発陣でしょうから、それ以外三台はどういう扱いになるのでしょう。違いはセッティングで対応できる範囲なんだろうか?
ノリックの方向性を考えると、自分のスタイルを突き通すか、自分を変えるかの2つが考えられ、揺れてしまうと思う。ライディングを変えるならテスト中がいいと思うけど、迷いを振り切って自分の一番得意なライディングを突き詰めて、自分のためだけのセッティングを見つけてほしい気がする。ノリックがここまで来たのは、頭を使って研究したり、他の人の真似をしてきたのではなく、かなりを感性で感じたとおりにやってきたからだと思う。それでだめならもー仕方ないでしょう。

今年がラストチャンスではあるが、開幕まではまだ時間はある。どん底がシーズン中ではなく、テスト中にあるだけましだ(多分)。きっとやれるぞ。
と、思って自分のためだけに、がんばれノリック。
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