初開催アラゴンGP

 新しいから当たり前なんでしょうけれど、ギャップやうねりがなくて走りやすいそうで、不慮の事故的転倒なども少なかったものと思われます。
 それもあってか、あるいはヤマハの最高速がなぜか伸びなかったせいかで、今回わりとよいバトルが多かったようです。祥也ヘルメットを被ってくれたロレ兄貴が表彰台に上がれなかったのは残念ですが、ニッキーの3位は見事でした。(SHOEIさんは茂木あたりでショーヤヘルメットの発売を発表するといい。しかし…ロレをみてたら、何年後か、ヤマハワークスに祥也が乗る可能性だってあったんだよな…とか考えてしまった…。)ドゥカティ自体が復調してきたことが勿論大きいのですが、それでもバトルした上での3位ですもんね。
 でもひとつだけ。TV放送中解説者が、「ベンがドビをぬいたのはブレーキングであり、これはまさにライダーの腕の差だ。」と、言っていましたが…。それではドビチオーゾのブレーキテクニックがスピーズに劣る。ということになってしまうと思いますが、果たして本当なのでしょうか。250時代のドビの神ブレーキングを見てきたので、一概にそうは思えません。本当なのかもしれないですが、その「言いきる」根拠は本当に100%なのか?と。
ドビがMotoGPに来てからブレーキングにそれほどの冴えがみられないのは事実ですが、それは割とホンダライダー全般に言えることのような気がします。それがマシン設計によるものなのか、設定・セッティングによるものなのかは分かりませんが、個人的にはホンダよりヤマハのマシンの方が、ブレーキを重視したセッティングにしやすいのでは、と思っており、またレース終盤なのですから、そこまでのタイヤの消費具合やタンクが空になった時のマシンバランスなど、要素はとても複雑なのではないでしょうか。宮城光氏においてはいつもの事過ぎるので今更何かを求めても仕方ないとは思いますが、日テレ・G+様におかれましては、宮城氏の解説起用はとりやめるか、どうしても仕方ないのであれば、せめて宮城氏の回だけはゲスト解説も必ず読んでいただきたいと思います。一応、お金を払って見ている訳なのですよ。我々は。(っていうのはもう何回も書いてますけどね…。) 
 さてまた、コーリンの残留が発表され、今年は入れ替えメインでライダーのメンツとしてはそんなに大幅な変化はない感じになってきました。我々の注目は、インターウィッテンが続けてもう一年みてくれるか…。日本人ライダーの場合、正式発表は茂木の初日に、と言うことが多いわけですが、ここまでの流れを見ていると厳しそう。その意味では茂木の結果がとても注目されることになることもあると思われます。頑張れ博一!
 Moto2はイアンノーネ、そしてスピードアップ強し。このまま猛烈にエリアスを追いあげたりして欲しい気もします。渡辺選手もグループでバトルできて、そこは制したとのことは、良い経験値を得られたのではないでしょうか。ユーキ選手はなんとか茂木だけでも調子があげられるといいのですが、今のところよくなりそうな材料がないです。でも頑張って! 茂木だけでも、CIPさんは代役立ててくれないかな…。
 ドミニク・エージャーター自己最高位もみごと。応援するぜ。