俺の永遠のヒーロー

 WSBKの最終戦の情報を探していたら、なにかとんでもないニュースが流れています。
 まったく自分の中で処理できずに変に冷静なtatsuzukです。
 一次ソースをまだ見つけられていないこともあるからかも。まだ、ははは、またまた、うそばっかり、悪い冗談でしょ、みたいなかんじ。
 でもやっぱり、一次ソースを見つけてしまった。

 時間がたつにつれて、扱いが大きくなっている。
 
 誰であってもバイクに乗るということはこういうことでもあり、覚悟はしているから、どこか冷静でいられるのかな。
 と、思ったんですが、事実を突きつけられると、処理できない。処理できない。
 書いているうちにだんだん実感がわいてきた。本当に悲しいってこういうことなんだね。なんだか歯がカチカチ鳴っている。
 大ちゃんの時から、とにかくレースは現地で見ないといけないと思っていて、今年の全日本開幕戦にも行った。次女に握手してもらって本当に嬉しかった。決勝でロケットスタートのホールショットを見れて大興奮したさ。今年の全日本最終戦にも行って、パドックパスも買って、またあえる、Y'sGearRacingの旗にサインしてほしいなぁと思っていて。妄想で書いていたように、チャンピオンも取ってほしい、また世界に羽ばたいてほしいと思っていたんだ。8耐でのスクールやチームノリックJrも、MotoGPの解説も、とてもよかったし、これからだった。奥さんもお子さんもいらっしゃって。
 94年の鈴鹿をTVで見ていた。永遠のヒーローと決めていたシュワンツを、若い日本人が、鈴鹿のスプーンで抜いたんだ。信じられなかった。まさか、自分の一歳年下の日本人がって。だからその瞬間から僕のヒーローにノリックが加わった。今は清成君も入れて、僕のヒーローは三人だ。僕の中ではとても大事な三人なんだ。
 さっきから、シュワンツをブレーキングで抜いたノリックから、優勝して表彰台の真ん中にいるノリック、号泣していたっけな。握手してくれた時に顔を覗き込んでくれたノリックトークショーで楽しそうに話すノリック。いろんなの姿がぐるぐる回っている。
 もう応援できないと思うと、つらい。ノリックと一緒にいろいろと出来ないかなと思っていたんだけど、出来なくなってしまった。
 一ファンですらこんなんなら、身内のかたのお気持ちはとても察しきれないと思った。
 ただただ、ご冥福をお祈りし、ご家族、関係の皆様には、本当にお悔み申し上げます。
 告別式をやるなら自由が丘でも磐田でもどこでもいくし、最終戦鈴鹿にも行く。多分、鈴鹿には、来ていると思うんだ。
 
 僕はバイクに乗り続けるし、バイクレースを応援し続ける。
 昨年のJSPORTSの特集を見返したら、ノリックは「バイクの楽しさ」を伝えたがっていたから、俺も頑張っているし、もっと頑張るんだ。
  

 スズキのWSBKレポート末尾にお悔やみの文章が。沼田さんのときもあった気がして、鈴木の担当さんはメーカーを超えて表明してくれて本当にいい人だと思う。
 
 公式サイトがアクセス過多で表示されにくくなっているようです。コメントが掲載されましたので引用。

002 2007.10.08
BBSへの書き込みについて
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2007.10.08 norickabe.com


■001 2007.10.08
お知らせ
すでに各報道機関で報じられている通り、阿部典史は平成19年10月7日夜、神奈川県川崎市内の公道での事故により、急逝いたしました。皆様には多大なるご支援、ご協力、ご声援をいただいたきましたことを、心より感謝いたします。
今後、お伝えできる情報が入り次第、当Websiteでもお知らせします。ご不便をおかけしますが、どうぞご容赦ください。

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平成19年10月8日
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