F1開幕直前番組をたまたま観た

tatsuzuk2006-03-06

 僕の記憶の中にある最も古いモータースポーツの記憶は、小学校のときに親戚宅で見たモナコGPでした。
 今年フジテレビの中継が20周年ということなので、ちょうど開始したころなのでしょう。その後の記憶は断絶しているのですが、中学ごろにはF1を見ていて、ちょうど同じ時間帯にやっていたテレビ東京WGPを見始めていたのだと思います。また、中学2年ごろにバリバリ伝説を友達から借りていたような気がします。
 F1はそのころ、プロスト・セナ・マンセルがガチバトルを繰り広げ、中島・阿久里が活躍するなどもあり、毎月F1雑誌を食い入るように見ていました。伝説となっている三宅アナの「ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない!」あたりは僕の中でF1絶頂期でした。
 WGPも同様にレイニー・シュワンツ・ドゥーハンがそれぞれ日本メーカーを背負ってバトルを繰り広げ、ノリックの鮮烈なデビューのほか、伊藤・青木兄弟、坂田・ノビーなど日本勢のがんばりもありこちらも最高に盛り上がり、ある意味黄金期でした(ローソン・ガードナー・マモラ・ハスラムあたりはうっすらとしか記憶していません)。
 しかし、その後はレイニーの引退、セナの死、シューマッハ・ドゥーハンのライバル不在期間が長かったこと、WGPの放送がNHKBSやWOWOW・日テレ(深夜且つディレイ)に移って見ることができなくなってしまったこと、F1の相次ぐルールの改悪でレース自体がつまらなくなってしまったことなどが重なり、大学あたりではすっかり熱が冷めてしまいました。ただ、WGPは岡田選手・ノリック・原田選手・加藤選手の活躍が目を引き、雑誌はチェックしていて、バイクの免許を取ってホーネットに乗り始めていました(今思うとなぜ中古のFZRを探さなかったんだろう…ちなみにFZ400はホーネットを買った直後に発売されて臍をかんだ記憶も)。
 社会人になってBSを見ることができるようになった2001年、自分にWGPが戻ってきました。バレンティーノが強すぎることを除けば、抜きつ抜かれつのバトルはやはり最高でした。加藤選手の活躍とその後の展開もあり、もう一生MotoGPから離れられなくなってしまったのではと思います。
 一方F1は佐藤琢磨選手・HONDAの復帰のおかげで一瞬興味が戻りましたが、いざレースを見てみると、ピットストップでしか順位が変わらない、また予選方式も不公平でエンターテイメント性が極端に劣っているため、今ひとつ楽しめませんでした。
 しかし、今年のスーパーアグリ参戦はあまりに熱い。フットワーク・ザクスピード・ラルースの選手時代からARTAでのレース活動、そしてF1挑戦へと続く阿久里さんの熱い気持ちがひしひしと感じられます。今日のF1直前番組でもスーパーアグリの密着をやっていましたが、これはさすがに応援しないわけには行かない(当初は予選通過・完走目標なのでしょうけれどそれもまたよし)。レースを見て、やっぱりつまらなかったら仕方ないですが、少なくとも当初はウォッチしていこうと思います。